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新着情報

2023/01/13

2023春闘フォーラムのご案内

日本私大教連は1月21日(土)・22日(日)に2023春闘フォーラムをオンラインで開催します。

開催案内および参加申込書は年末に各加盟組織に送付していますので、ご参照ください。

企画概要は以下の通りです。

 

日本私大教連 2023春闘フォーラム 企画概要

 

■ 1月21日(土) 全体集会 13:30開会~17:00閉会予定

  • 全体講演 「大軍拡路線と大学―“いつか来た道”を繰り返さないために」

【講師】井原聰さん(東北大学名誉教授)

いま、岸田政権は大軍拡による「安全保障政策の大転換」を強行しようとしています。その一つの柱として、軍事技術開発の抜本的強化のために広範な学問分野の研究者を動員する新たな動きが急速に進みつつあります。いま進行している事態を把握し、私たちはどう対応していくべきか、学び考える機会にしたいと思います。

  • 2023春闘方針案の提案と討議

 

■ 1月22日(日)春闘学校(90分×3コマ)

【1限目10:30~12:00】 改正大学設置基準/改正私学法と各組合での取り組み

2022年10月1日に施行された改正大学設置基準は、教員組織・職員組織規定を削除して「教育研究実施組織」規定に変更し、専任教員規定を削除して「基幹教員」規定に改めるなど、大幅な改悪となりました。また、年明け通常国会に提出予定の私立学校法改正法案は、理事会・評議員会・監事の権限や監督・監視機能の見直しに踏み込みながら、至る所に抜け穴を設ける一方、理事会権限を強化しかねない改正も含まれています。これらの内容を確認するとともに、現場で生じることが予想される問題と組合の取り組みについて学びます。講師は、日本私大教連の照本副委員長と山賀書記長が務めます。

【2限目13:00~14:30】 団体交渉権を学んで春闘に活かそう

一時金削減などの不利益変更を、組合と実質的な交渉を行うことなく強行する理事会が増えています。こうした不誠実団交を許さず要求を前進させるために、団体交渉権の法的位置付けや内容、私立大学・私立学校での不誠実団交に関する判例・命令等を踏まえ、理事会に誠実団交義務を果たさせ、団交を前進させるために必要な組合の取り組みを学びます。講師は、数多くの私学の労働事件に携わってきた、日本私大教連顧問弁護士の江森民夫さんです。

【3限目14:45~16:15】 財政分析書をつくるための基礎・基本を学ぼう

春闘団交では、少なくない理事会が不正確もしくはいい加減な財政論を展開して、組合要求を拒否したり、賃金切り下げ提案を行っています。財政分析活動は攻めの団交を進める上で不可欠です。

今回の春闘学校では、日本私大教連が2022年4月に作成した『私立大学財政分析書モデル』を活用して、各組合が財政分析書をつくる上で必要な、財政分析の基礎・基本を学びます。講師は、東京私大教連書記次長で、会計学・経営分析論を専門とする博士(商学)でもある、山﨑真理子さんです。