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新着情報

2021/08/06

益川敏英先生のご逝去の報に接して

物質を構成する基本的な粒子のひとつ「クオーク」が6種類あることを最初に予想し、2008年にノーベル物理学賞を受賞した益川敏英先生が、7月23日に逝去されました。

益川先生は、2016年8月に開催した第27回全国私立大学教育研究集会の記念講演にご登壇され、『大学・学問と平和』と題し、インタビュー形式で講演されました(インタビュアーは下地真樹/日本私大教連副委員長(当時。現中央執行委員長))。

益川先生は、戦時中から、学生・大学院生時代、名古屋大学時代のさまざまな体験に触れながら、科学者と軍事研究の関係のあり方や、当時の安倍政権の問題などについて、縦横にお話しされました。「市民感覚をもった研究者にしなければならない」というお言葉が、強く印象に残ります。

益川敏英先生のご逝去の報に接して、心より哀悼の意を表し、ここに記念講演録を公開し、先生の数々の功績と気さくなお人柄を偲ばせていただきます。

記念講演録DOWNLOAD